【ひとりごと】芸術

昔は芸術というものが苦手だった

 

音楽は幼い頃から好きで中学生の時に安いギターを買って簡単そうな曲ばかりを弾いていたが、絵に関しては全くといっていいほど才能がなかった。

中学校の美術の授業では、担当の先生に

 

「アイデアはいいんだけど実力が…」

 

と言われたことを覚えている。

 

なんでこんなものに俺の人生(成績)を左右されなきゃならないんだと思ったこともあった。

 

音楽だって、聴くのが好きなだけで得意ではない。

そうして高校へ入学したと同時に、ギターにも触れなくなってしまった。

 

しかし

大学に入った後、僕は芸術に魅了された。

 

きっかけはおそらくドイツ語の講義でドイツの芸術を見たとき。

あれほど憎らしかったはずの絵という芸術がずっと心に残り続ける。

未だに美術館に行ったことさえないが、

 

「今行きたい場所は?」

 

と聞かれたら迷わず

 

「美術館」

 

と答える。

なにがそうさせたのかは分からないが僕は芸術というものに取り憑かれた。

 

そして「ヨルシカ」というバンドに出会った。

たまたまn-bunaさんの放送を聴いていたときに「芸術至上主義」という単語をきいて

 

これは運命だ

 

本気でそう思った。

そうしてヨルシカの世界にも引き込まれていった。

 

ヨルシカの作品にはあらゆる芸術があり、毎回毎回心を締め付けられる。

 

これが恋なのか、

 

と思うほどに。

 

芸術というのは言葉では表せない美しさがある。

もちろん詩や小説といった「言葉による芸術」も存在するが、

それ自体を言葉で説明することは出来ない。

実際にその作品に触れることで芸術を知ることが出来る。

 

芸術はつまらない日々を豊かにしてくれる、そんなものだと思う

 

 

今は享受するだけの芸術だが、

いつか自分の芸術を外に発信していきたい。

 

自分の成長は見えづらいものだが、

中学生の自分から少しは成長したな、と思う。