俺が物理出来ないのは数学が出来ないせいじゃん?

学部4年の5月。

外部の理系大学院進学を目指して今までサボってきたツケを払っているわけだが(サボっていたつもりはないけどあきらかに大学院を目指す一般の学部4年には明らかな差がある)、なかなか進捗が生まれない。

というのも、定性的な部分は良いのだが、数式を追うのにいちいち苦労しているのだ。


例えば、電磁気学の演習問題を解いているときにこんな式がでてきた。


 \displaystyle \lim_{l \to \infty} \frac{l}{\sqrt{l^2 + a^2}}


こんな極限計算なんて数学Ⅲを学んだ人にとっては簡単な計算だろう。
単に分母分子に \frac{1}{l}をかけて


 \displaystyle \lim_{l \to \infty} \frac{1}{\sqrt{1 + \frac{a^2}{l^2} }} = 1





はい。終了。




しかし数Ⅲから4年離れただけでなく、大学に入ってから学んだロピタルの定理だのテイラー展開だのといった「なんかすごそうな数学」に翻弄された僕は、このたった数秒で終わりそうな計算に30分近く溶かしてしまったのだ。
受験生なら誰でも知ってる不定形の問題だぞ……


我ながら、何してんだろうって思う。


大学に入学してから、「なんかすごそうな数学」や「なんかすごそうな物理」の話がたくさん出てくる。
それで賢くなった気分になって高校で学んだ「基礎中の基礎」なんて忘却の彼方なのだ。



こんなものを書く時間があるなら高校数学の復習でもしておけという感じだが、気分転換と何かあったときの備忘録としてたまに更新していこうと思う。




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詳解電磁気学演習

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